2024年10月の記事一覧
【SDGs商品開発】パソコン部で商品開発プレゼンテーションを行いました。
パソコン部では、ICT利活用における技術向上に向けたソフトウェアとしてSDGs商品開発に取り組んでおり、今年度4月から「松島産アカモク」を活用したスイーツの企画・開発に取り組んできました。
地元の企業の方々に御相談を重ね、「みどり会農産加工株式会社」の代表取締役社長 鳥海様が生徒の商品企画のプレゼンテーションに時間を割いてくださるとのことで、会社にお伺いし代表取締役 鳥海様をはじめ専務取締役の3名の方に、生徒が松島湾の現状と、藻場再生活動の啓発に、アカモクを活用したみたらし団子を販売していきたいことを説明いたしました。
活動の趣旨に御賛同をいただき松高祭(文化祭)で試用販売できるように、みどり会農産加工株式会社様が試行錯誤した製品を製造してくださることをお話しいただきました。そして、松高祭では当日製造してくださった50パック(1パック2本)を完売することができました。
生徒は、あかもくみたらし団子を、幸運をもたらし、藻場再生活動が成功するように「もたらし団子」(藻場とみたらしから)と命名しました。
今回、SDGs商品の趣旨を御理解くださり、製造してくださった「みどり会農産加工株式会社」様と、購入してくださった皆様、御協力ありがとうございました。
【課題研究 Matsushima観光都市デザイン 観光SDGs 研究活動】 あかもくとは?
【課題研究 Matsushima観光都市デザイン 観光SDGs③ 研究活動「あかもくとは?」】について、E-TEC理事 佐々木様から、松島湾の「アカモク」と漁業者との関わりや現在の状況と環境問題を解決するために行った商品開発のニュースを教材としてこれまでの取り組みについて講話をいただきました。
今回の授業の目的に、地元松島とアカモクの関わりを学ぶことで生物多様性を理解し、実際に試食することで観光と関わりのある食を五感で感じ、上手に活用する方法を考える機会となります。
松島湾に自生していたアカモクを活用する方法の一つに、アカモクが原材料の一部となる「アカモクそば」の開発経緯やその取り組みと、実際に開発に成功した「アカモクそば」を調理し、アカモクの風味や性質をどのように活用したかを試食し体験しました。
また、生徒は、加工したアカモクそばに刻んだ生のアカモクを混ぜて試食し違いを体験しました。
生徒は、「アカモクは高校一年生の時から授業で知っていたが、初めて食べた。思っていたより食べやすく美味しかった。アカモクの入っているそばが香りが良くおいしい様な気がした。おいしく栄養を摂ることができるならそれが一番と思った」や「高校に入ってからアカモクの勉強をするようになって、アカモクに興味が沸いてアカモク丼を食べに行ったことがあった。それからアカモクが好きになったが、今回の活動を通してもっとアカモクが好きになった」「現在研究中の松島湾のSDGs活動を発信する研究に繋げていきたい」とそれぞれ感想を述べていました。
【課題研究「Matsushima観光都市デザイン」 観光とSDGs②】
観光科3学年の課題研究にて、観光SDGsについての2回目の講話が授業で実施されました。
今回も、E-TEC理事の佐々木様と大谷様をお迎えし、松島湾に係わる5つの研究テーマ(漁業、うなぎ、アマモ・アカモク、ブルーカーボン、牡蠣養殖)について、歴史と現状や今後に向けた展望を伺い、どのような課題があるか御講話いただきました。
生徒は10のチームに分かれ、講話後に、5つのテーマからどのテーマで研究を実施するか相談してテーマを決定しました。
【課題研究「Matsushima観光都市デザイン」 観光とSDGs①】
観光科3学年の科目「課題研究」における「Matsushima観光都市デザイン」の一分野となる「観光SDGs」について1ヶ月間に渡る研究活動を開始しました。
これは、下記の(1)から(3)について、持続的な観光資源開発の研究を行うことを目的としています。
(1)課題研究の学習活動にて、観光都市「松島町」の資源を調査・分析し、ブランディングを行う技術を活用する。
(2)地元「松島町」の現状を理解する中で課題を発見し、持続的な観光資源の開発に向けたSDGs活動について研究・企画し、どのように並立させていくか解決策を考え発表・発信する方法を学習する。
(3)学習をとおして自己理解を深める主体的な地域協働学習をおこなう。
さらに、この研究活動には、特定非営利活動法人 環境生態工学研究所(NPO法人 E-TEC)様の多大なる御理解と御協力を賜り実施することができました。
1回目の授業では、E-TEC 理事長 西村様から「観光SDGs」をテーマに御講話をいただきました。
SDGs活動の紹介から、観光とどのように関係するかについてインプットトークをいただきました。
生徒は、今後5つのテーマをチームで研究し発信します。
講話後に生徒は、「私たち観光科が松島を訪れた観光客の皆様にSDGsを広めていくことで、よりよくなるのではないかと思います」、「私たちも何かできないか松島でどのようなSDGsが必要か考えていきたいと思います」と感想を述べており、観光とSDGsをどのように取り組むか考えるよい機会となりました。